あぶれん坊万歳!!

エンタメ同人誌aBreのブログです。2015年5月4日第二十回文学フリマ東京(C-32)に参加します。

文学フリマ感想h01

第十回文学フリマが終了してから、早いもので一週間が経ちました。私達aBreの面々も、ごっそり買って帰った戦利品の数々を、そろそろ読み終え始めたところです。 そこでこれからしばらく、各メンバーによる文学フリマ出展作品の感想を、ぼちぼちと書いていこ…

文学フリマ終了いたしました

皆様、お買い上げ、お立ち寄り、ご声援、等々本当にありがとうございました。第十回文学フリマ、本日午後4時をもって終了いたしました。 『aBre』新刊vol.3、45冊完売いたしました。 →当日のaBreのブースの様子 今回の文学フリマは出店数も来場者数も一段と…

いよいよ文フリ!

皆様、おはようございます。本日はついに5月23日。第十回文学フリマの開催日がやってきました!!我々aBreは新刊vol.3を40部、既刊1号・2号を何部か携えて、L-11にて参戦いたします。 皆様ぜひお気軽にお立ち寄りください。一同、お会いできるのを楽しみにし…

新刊レビュー企画のお知らせ

今日はaBreの広報担当こと背川有人より、文フリでの企画のご紹介と、新刊につけて頂いたレビューの話です。 間もなく開催の第十回文学フリマにおいて、我々aBreは、「PLAY-BOX PROJECT」のid:inheroさんこと陸条さんのレビュー企画に参加させて頂いておりま…

『女神の花束』穂坂一郎

――銀河の歴史の全てを集めた「博物館都市」。しかしその実態は歴史を裏で操る秘密組織なのだ。 突然舞い込んできた絵に隠された秘密を金髪美女と小太り中年が暴く、新感覚ミュージアム・ストーリー。 - 第一声が「館長を呼んでくれ」である客にろくな客はい…

『座敷わらしの恋』秋梨

――この夏、退屈な田舎にて、俺と少女が、出会った(下條アトム風に) - 暑い。 思い浮かぶのはその言葉だけだった。蝉のがなり声がその言葉を更に重くさせる。暑い暑い暑い。おのれ田舎。冷房のない祖父さんの家が憎らしく思える。首を伝っていく汗の感触が…

『鳩に捧げる狂想曲』垂崎依都 (『道化師の紡ぐ狂想曲』より改題)

――平穏な吹奏楽部に、突如鳴り響く不協和音……次々と起こる事件に振り回される少女、マメの運命や如何に!? - 微妙に鈍い。 指先の違和感に私は腕を下ろした。問題の箇所を目の前に持ってきて、ばらばら指を動かす。その動きを追うように、カシャカシャと金…

『サボテンの咲かない部屋』此礼木冨嘉

――咲かないサボテン、枯れる花。夏の海、私たちの部屋。 - 昨日のお酒が残っているのか、ずんと重くのしかかる頭を右手で軽く押さえ、森は何とか児童館の玄関にたどり着いた。「おはよう、科(しな)ちゃん。今日はぎりぎりだね」 霞む目をこすりながら靴を…

『アッシリア人の書簡』背川有人

――紀元前10世紀、アッシリア人姉弟が身を寄せた沙漠の隊商を、姿なき魔のものの爪が襲った……。 アッシリアの少女が綴る粘土板文書が、おぞましい事件の真相を紐解く。 - 第一の書板、表 我が大恩あるあなたへ、アッシリアのシャムハトが葦筆を執ってこの書簡…

最新号立ち読み一挙公開

お待たせいたしました。5月23日第十回文学フリマにて発行いたします最新号、『aBre』vol.3収録作品より、毎号恒例の「立ち読み」企画、五本の作品の冒頭を公開いたします。 ミステリに恋愛、学園から田舎から古代まで、お楽しみください。以下の作品が収録さ…

aBre第三号 予告

お待たせしました。5月23日発行の『aBre』第三号、その収録作品をここに予告させていただきます。 『aBre』第三号収録作品は、以下の5本+αです。 『アッシリア人の書簡』 背川有人――紀元前10世紀、アッシリア人姉弟が身を寄せた沙漠の隊商を、姿な…

第10回文学フリマ、出場

皆様、お久しぶりです。 あっというまにもう初夏、今年も春の文学フリマの時期がやってきました。 エンタメ同人aBre、ひそかに水面下で活動を続けておりました。 5月23日第十回文学フリマ、参加いたします! 「第十回文学フリマ」 開催日 2010年 5月23日(日…

文学フリマ、ありがとうございました!

第9回 文学フリマ@蒲田、終了いたしました!12月6日の文学フリマは、前回よりさらに出店数も来場者数も増えていたようです。大変な賑わいを見せ、aBreもなんだか大わらわでした。 文学フリマ事務局の方々、スタッフの方々、出店者の皆様にご来場の皆様…

いよいよ明日は、文学フリマ当日です。

明日12月6日はいよいよ、第9回文学フリマ開催となります!!会場は、京急蒲田駅前の大田区産業プラザPiOとなります。会場アクセスについては、文学フリマのページをご参照ください。 私達aBreのブースは、B-17。今回の文学フリマでは、 『aBre』vol…

ust、ありがとうございました!

昨夜22時半ころからおこなわれました、ソフラマ&筑波批評社&aBre合同ust、思っていた以上の方々にお聴きいただけたようで、嬉しい限りです。 テーマは「キャラクターについて」。「キャラクター性」「キャラ立ち」とは一体何なのか? 読者はなにをもっ…

ust、間もなく開始です!

お待たせいたしました。 下記にて告知いたしましたソフラマ・筑波批評・aBre合同ust、間もなく配信開始となります。ご覧いただける方は、こちらのURLまで。 http://www.ustream.tv/channel/sofuramaお楽しみ下さい!

緊急告知:ustに出ます

急なお知らせになります。 本日4日の22時過ぎ頃から放送される、ライトノベルライトノベル全肯定同人サークル(!?)「ソフラマ」さん主催のust(ネット放送)に、aBreのメンバーが出演することになりました。 ソフラマのid:K_AOIさん、筑波批評社のid:s…

『aBre』第2号 予告Ⅱ

大変お待たせいたしました。 間もなく発行となる『aBre』第2号収録の作品、予告編&作品紹介をお届けいたします。

豆本、お楽しみいただけましたでしょうか。

五夜連続更新による豆本の公開も今夜でラストとなりました。 皆様、お楽しみ頂けましたでしょうか。 公開された豆本はこちらに一覧となっておりますので、お見逃しになったものがあれば是非ご覧下さい。 さて、繰り返しになりますが今回公開された豆本は、5…

Ager-Oryzae「ゾンビ語文法要覧」

この掌編は『aBre』第一号収録の「ザクヴァス山脈の一村における高地ゾンビ語の記述および一考察」(Ager-Oryzae)の資料集となります。どうぞお手元にお置きになり、かの言語の習得に励んでいただきたく、皆様に公開する次第でございます。 →『ザクヴァ…

「幼い想い」穂坂一郎

この掌編は『aBre』第一号収録の「幻想家族」(穂坂一郎)の前日譚となります。どなたもお楽しみいただけるかと思いますが、本編の一部設定のネタバレとも受け取れる箇所がございます。ご承知置きの上お読み下さるよう、よろしくお願いいたします。 →『…

「恋がはじまる野良猫雑談」垂崎依都

この掌編は『aBre』第一号収録の「たとえばこんな恋愛瑣談」(垂崎依都)の前日譚です。どなたもお楽しみいただけるかと思います、どうぞゆっくりご覧下さい。 →『たとえばこんな恋愛瑣談』の立ち読みはこちらそれでは、お楽しみ下さいませ。 「恋がはじ…

豆本公開

お待たせいたしました。『aBre』第一号おまけの豆本、いよいよ公開開始です。『aBre』を読んでくださった方も、まだこの場でしか私たちを知らない方も、これを見てさらに楽しんでくださったり、私たちに興味を持ってくだされば幸いです。公開される…

「VIOLET」漆野束

この掌編は『aBre』第一号収録の「我楽多道中記」(漆野束)のスピンナウト作品です。どなたもお楽しみいただけるかと思いますが、本編の一部設定のネタバレとも受け取れる箇所がございます。ご承知置きの上お読み下さるよう、よろしくお願いいたします…

『aBre』1号豆本公開のお知らせ

皆様。 5月の文学フリマにて発行いたしました『aBre』1号には、実はおまけがついていました。覚えていらっしゃるでしょうか。 ついつい筆が乗るあまり上下分冊となってしまいました『aBre』1号、そのa・Bの二冊をともにお買いあげ頂きました方…

『aBre』第二号 予告

大変お待たせいたしました。12月発行予定の文芸誌『aBre』第二号、その収録作品をここに予告させていただきます。全貌については徐々にご紹介させていただきますが、まずはちらりと目次だけ、ご覧下さい。『aBre』第二号収録作品は、以下の五本+αで…

第9回文学フリマに出店いたします

aBre第2号(書き下ろし成分9割超を予定)をひっさげて 第9回文学フリマへの出店参加が決定いたしました。12月6日(日) 大田区産業プラザPio 大展示ホールにて エンターテインメント文芸誌「aBre」2号 販売 バックナンバー(創刊号)も販売予定です。現在…

第8回文学フリマ終了しました

5月10日、東京蒲田にて第8回 文学フリマが開催され、大変な盛況のうちに終了いたしました。 文学フリマ事務局の方々、スタッフの方々、出店者の皆様にご来場の皆様、ありがとうございました。お世話になりました。お疲れ様でした! 私達aBreの面々も、…

文学フリマ出店情報

文学フリマ出店、詳しいお知らせいよいよ五月、夏の足音が聞こえて参りました。 早くも再来週、5月10日(日)11時より、第八回・文学フリマが開催となります。 会場:大田区産業プラザPiO 概要:http://bunfree.net/#l6 先日お知らせしました通り、我ら…

『ザクヴァス山脈の一村における高地ゾンビ語の記述および一考察』 Ager-Oryzae

<予告>――「ga gugana buguda」 ゾンビ。 うぅうぅと唸り声を上げ、不気味によろめきながら徘徊する。ゾンビ。 恐怖され、絶望され、打ち倒され、滅ぼされ、嘲笑される。ゾンビ。もはや人間ではなく、記憶も人格も失って、モンスターと化した存在。 ここに…