あぶれん坊万歳!!

エンタメ同人誌aBreのブログです。2015年5月4日第二十回文学フリマ東京(C-32)に参加します。

不参加メンバーによる第14回文学フリマ感想:序

5月6日の第14回文学フリマ終了から三週間余りが経とうとしている今頃になって、こんなタイトルをつけた記事を更新しようとしています。
『aBre』はこの数号、人が増えたりゲストを招いたりいつのまにか見かけなくなったメンバーがいたりしましたが、誌面不参加メンバーも実は結構、文フリ会場には出没したりもしておりました。
そんないち冬眠中メンバーによる、第14回文学フリマ戦利品の感想を、ちょっと記録していきたいと思います。

まずは以下に、購入したものと、購入へ至った動機を一言で。(サークル名は敬称略)

まずは馴染みの深い筑波批評社『logical cypher scape on paper』(FP)。
つくば勢からは他にも元無線部こと筑波大文妄『妄点 vol.3』(10円)を、
ロケハンブログ制作委員会『つくばの廃墟 vol.1』(300円)を出品していたのでこちらも購入。
それから、メンバーの一人でもある間宮篤氏が店番をやっていたのを発見して、サークル「ダグ&デイブ」のミステリ&ホラーアンソロジー『円盤図鑑』(100円)と間宮篤『介良先輩と四つの事件』(100円)を購入。
いつも見てますファンです!なサークル枠で、
カタリタガリナ+bnkr『bnkrR vol.4』(1000円)、今号はゾンビ特集号。ゾンビですよ!ゾンビ!!ひゃっほう!!!
東北大のずんだ文学の会 (twitterID@zunda_bungaku)の『ずんだ文学 第六号』(700円)はいつも丁寧な企画で、今回は創作マニュアル本のレビュー集。大学サークル同人でちゃんと雑誌を雑誌として組んでいるところは尊敬します。
ナタリー (twitterID@watarisaeko)ではいつも創作を買っているのですが今回は毛色が変わって太宰治特集本『ただ、いっさいは過ぎてゆく』(100円)。見た目がなかなか素敵。
黒死館附属幻稚園、以前のシリーズ中の幻想建築特集号がとても面白かったのですが、今回の出店から『DUKDUK vol.1』(500円)という新雑誌が始まりました。
ミステリ枠として買ったのは、今回は一冊だけ。
エアミステリ研究会  (twitterID@airmys_dj)の『Airmys 非実在 探偵小説研究会 3号』(700円)。
それから、文フリもいろんなジャンル増えたよね!ということで、見かけたおもしろ本をぱらぱら買ってみた。
給水塔グラビアが目を牽く、季節外れの気まぐれサリンジャー (twitterID@kksalinger)の『遠い異国のころがる団地』(300円)。 建築サークルでは、今回は購入したのはこれだけですが、幾つかありましたね。
ハシビロコウさんが載っていたので買った、猫紫『地球の生き物エッセイ』50円。音楽本にも手を出してみた、双葉文学カフェ『FLOWORDS music supplement』(100円)。
建築系が増えてきたのは楽しいけれど、個人的には美術系ももっと増えてほしい! というわけで、アートと文学の情報誌chelsea (twitterID@chelsea_net)の『chelsea vol.zero』缶バッヂつきで350円。なかなか作り込んだ誌面。
あと、今回一番盛り上がっていた企画はやはりこれでしょう、非公式文学フリマガイドブック小説ガイド編集委員会による『非公式文学フリマガイドブック小説ガイド』(200円)。結構あちこちに置いていました。こういうのはやはり、最初にどのくらい浸透させられるかっていう部分があると思うので、シンプルな作りにちょっと小さめのあまり文フリでは見ない版、そして複数のサークルが参加したというのが、良かったですね。順調な滑り出しだったのでは。
これを見て買ってみたのが、 朝顔ダブルピース/文芸サークルコロンブレの『LASSO 特集:消える』(200円)と、新詩抄 の池田陽(twitterID@oncan21)『アーキスとガラテイア』(300円)。文フリで戯曲って私は初めて見ましたし、しかも古代シチリアものとくれば、買うしかない。
あとはぶらぶらしながら買った物。
友人が参加するサークルCの『C 01』(200円)と、横浜国立大学メディアスタジオの『NOW PRINTING No.2』(400円)。ウテナ論だの雑誌特集だの、買うしかない。
早稲田大学教育学部国語国文学会創作部会 (twitterID@wasesou)にて販売の『WASESOU 3号』(100円)とトイレ 1号』 (twitterID@tadanoomosa) (400円)、WEB文芸誌「窓辺」『文芸誌窓辺 創刊号』(FP)、日本大学芸術学部 文活サークル「ミチ」の『michi 02』(FP)は、誌面ぱら見で気に入って購入。デザインってやっぱり大事。
一方タイトル買いで、英国ゴシック文庫の『アナコンダ』(たしか500円)。 『マンク』の作者マシュー・グレゴリー・ルイスの未紹介のオリエンタル・ゴシック小説の初邦訳に挑戦という冊子。この手の同人誌って文フリでもたまに見るけど、翻訳同人、可能性は広いのでは!

文学フリマ全体に対して、会場二周ばかりして思うのは、ミステリが今回なんだか弱くなっていたような……。SFももっと増えてほしいぞ! 短歌と詩歌は私はあまり買いませんが、しっかりやっている印象。
翻訳と美術は、今後の増加に期待したいところ。建築と舞台はこの調子で頑張ってください。
あとなんか、サブカルゆるふわゆとりっ子系おされ雑誌増えてきたからそろそろ戦国時代に突入してもいいと思う。と言いつつ、まあ買うんですけど。

以上が、購入品目リストでした。
既に読んだものもいくつかはあるので、随時感想をupしていきたいと思います。
秋の文学フリマへ向けて密かにaBreも動き出している今日この頃ですが、しばらくおつきあいください。
暑くなる頃までに、どれだけ読めるかな……!

文責:as