あぶれん坊万歳!!

エンタメ同人誌aBreのブログです。2015年5月4日第二十回文学フリマ東京(C-32)に参加します。

アブレの国の牛濱その3「天笠画廊のこと」編

aBre vol.9の主人公になりきった牛濱がどういう状況かさくっと説明する記事です。

当時、私は新しい生活の中で、ささやかだけど誇らしい時間の過ごし方を手に入れたのだ。

高校に入ってすぐの頃、偶然見つけた小さな画廊。主人の天笠さんは私を軽んずることもなく親切にもてなしてくれた。

進学のため、故郷と、画廊に通う日々から離れたが、私は大人になって再びこの街に戻ることになった。変わってしまった風景の中に、あの懐かしい画廊を見つけた。

私は安堵して、画廊主との再会の期待に、心が躍った。けれど。

 

天笠画廊のこと

間宮

【読後感 おずおず】

おずおずかなあとか、わからん…とかぼやきながらこれを書いています。

間宮はaBreでは安定と信頼のミステリ提出率を誇ってきました。今回はちょっと毛色が違うかな、ということはあらかじめお伝えしてもいいのではないかと思います。

これを読んで私が思い出したのはアガサ・クリスティの「春にして君を離れ」だったのです。主人公やシチュエーション、テーマがね…という話ではなくて、「私は、大丈夫か?」という読後感が似ていたんです。

何が大丈夫なんだよ、という方にはぜひ、弊誌をご確認いただきたく思います。

もちろん「買う」というテーマもばっちり活きています。

 

aBre vol.9「買う(buy)」

11月4日(月) 第17回文学フリマ(東京流通センター)

aBre(C-36)で販売します。100円でいろいろ読めます。