あぶれん坊万歳!!

エンタメ同人誌aBreのブログです。2015年5月4日第二十回文学フリマ東京(C-32)に参加します。

ロード・トゥ・文学フリマ2011-夏《再起動》

※※※※※この記事はエイプリルフールの企画記事です※※※※※

 本年からこのブログでは「Road to 文学フリマ」というタイトルで記事を更新してきました。これには私、此礼木冨嘉の思惑がありまして、まずこの「Road to 〜」というのはアメリカに本拠地をもつ、世界最大のプロレス団体「WWE」の新年から新年度にかけてのシーズンを指して主に言われるフレーズなのです。3月の終わり、或いは4月の頭(今年は4月3日《アメリカ現地時間》)に開催される「レッスルマニア(WrestleMania)」という大会がありまして、このレッスルマニアはあまりにも大規模で、異論の余地がないレベルで“世界最大の祭典”という表現をされます。このレッスルマニアに出場することは世界中のプロレスラーの夢であり、その人のキャリアでも巨大な名誉になります。このレッスルマニアに出場するために、WWEに所属するレスラー(スーパースターと呼ばれる)たちは新年から「Road to WrestleMania」を胸に刻み闘うわけです。

 新年度初めの更新で何故こんな話をするかというと、私の思惑として、このaBreをなんとか「闘うエンタメ集団」に出来ないだろうか、と常々画策していた、ということが挙げられます。私は昨年の秋にaBreに客員執筆者として参加した際、この集団がプロモートする「闘うエンタメ集団」は、どんなドラマを生み出すだろう、とずっと考えていました。そして私はおよそ半年以上の期間、このaBreにて息を潜め、様子を伺い続けました。ずばり、私が導き出した結論はひとつです。




























 aBreをプロレス新団体として旗揚げしなおす。

 私は本日をもって「よみごたえ第一主義のエンターテイメント文芸誌」である『aBre』を、「もっとも客を入れられるプロモート集団」に改変します。

Extreme Battle Rumble Armies(EBRA)の旗揚げをここに宣言します。























 つきましては、来る2011年 6月12日(日)に開催されます「第十二回文学フリマ」会場の大田区産業プラザPiO・小展示場ホールにて、旗揚げ興行を行います。文学フリマの会場にあえてぶつけました。私たちは文学フリマに対して攻めの姿勢を崩しません。今回の興行には他の多くの団体から支援をいただきながら、インディー文学というサブカルチャーに対してインディープロレスが侵略する。いずれインディー文学界を全て週刊プロレス編集者のための登竜門とし、文学フリマの出展ジャンルを世界各国の団体興行のルポタージュと勝敗予想で埋めるため、斥候としてEBRAは文学フリマに宣戦を布告します。


      EBRA旗揚げ記念興行
〜"Night Parade of One Hundred Dreamrs"〜

  • 第一試合

シャムハト・ムラト&シャムルム・ムラトvs紫(むらさき)&ゆかりvs園部葵&千里[Six-man and woman Woman Tag Team Championship](時間無制限1本勝負
 国内のジュニア女子レスリング界で頭角を見せつつあった「ゆかり」と「園部葵」の抗争であったが、突如として来日した中東プロレス団体からの刺客、「ムラトシスターズ」の襲撃を受けた。これにより昨年の秋から負傷していた「ゆかり」だったが、今大会で復帰戦となる。復帰戦までの間の援護と共闘を誓った覆面ジュニア女子レスラー「紫(むらさき)」と共に、「園部葵」「千里」の持つタッグチャンピオンに挑戦することになった。「ゆかり」の負傷中に「ムラトシスターズ」は「園部千里」を襲撃。これにより負傷したタッグベルトの片方が「千里」に譲り渡され、王座防衛戦の流れとなった。「ムラトシスターズ」のうり二つの双子戦法、「紫&ゆかり」の奇妙な友情タッグ、そして無言のやりとりで全てをわかり合う、もはや熟練タッグの様相を呈しつつあるニュー「葵&千里」の実力にも注目があつまる。

  • 第二試合

小日向剛vsG of エイブモズ[EBRA Hardcore Championship](オールウェポンデスマッチ 時間無制限 アイクイットルール)
 業界随一の無気力レスラーとしてデビューした「小日向剛」だが、この二年間でめきめきと実力を伸ばし、今やEBRAハードコア王座に君臨する絶対王者として名を馳せている。蛍光灯デスマッチや有刺鉄線デスマッチの経験を積んだ屈強な男として成長した「小日向剛」だが、かつてECWで猛威を振るったレスラーの一人とされる、通称「エイブモズの客人」による宣戦布告を受ける。「G」が提示した試合ルールはオールウェポンデスマッチ・アイクイットルール。これは全ての凶器の使用が認められ、かつ決着は3カウントでもギブアップでもなく、相手が向けるマイクに向かって「I quit!(まいった)」と叫ばなければならない、過酷で屈辱に塗れた試合である。デスマッチの申し子、ハードコアの女神に愛された男と呼ばれ誉れ高い「G of エイブモズ」に対し、小日向剛はどう出るのか。ベルトの海外流出のかかった重要な一戦。

  • 第三試合

右翁&左翁with Suzu vs フリーク・ツァーリ・ポテト(ハンディキャップランバージャックマッチ・時間無制限一本勝負)
 Suzuファミリーの活躍は国内で知らぬ者がいないと言われており、最近ではセオドア・ベアという新人発掘もしたSuzuだが、今回は身長体重ともに外国に於いても桁違いの、「田舎者」と評される「フリーク・ツァーリ・ポテト」が立ちはだかる。以前、「カラス」&「セオドア・ベア」のタッグとハンディキャップマッチをした際、その異様なまでの強さによって「カラス」を長期欠場に追い込んだ「いも野郎」だが、メンツを潰されたSuzuは本気を出したようだ。「右翁」「左翁」という、80年代に名勝負数え歌として長州vs藤波に並び称されたインディーの雄を抱え込み、自身もセコンドにつくという気合いの入れようである。普段はライバル同士であるが、ともにシングル戦では「ポテト」に惜敗を喫している「両翁」は、試合を前にがっちりと肩を組んだ。今回の戦いではSuzuによる強硬策によって、リングを複数の人間が取り囲み、彼らの意志次第でリングアウトした選手に手を出すことが出来る、ランバージャックマッチが採用された。これを受けて「ポテト」は『私には無数のハラショーな仲間がいるのだ』とはやくもリング外でのSuzuファミリーとの全面対決に意欲的な姿勢を示している。

  • 第四試合

奈々子&TSUKUMI&AOI vs Mori Cena&鎌嶋満&The Game with笹本和弥(Six -man Tag Team Mutch・時間無制限・一本勝負)
 現・EBRAライトヘビー級王座に君臨する「TSUKUMI」に対して挑戦を申し出た「鎌嶋満」は当初、反則攻撃や不意の強襲などで優位に立つものの、「TSUKUMI」の盟友である「AOI」の登場により形勢は逆転する。「TSUKUMI&AOI」は自身のタッグチームのマネージャーであった「奈々子」を招き入れ「鎌嶋満」に決別宣言。それをうけて「鎌嶋満」は当時フリーのレスラーとして全米にも名をとどろかせていたプレイヤー「The Game」に協力を求める。「The Game」はその若さに見合わぬ、経験に裏付けられたプロレスをすることで知られ、「物言わぬ機械とでもゲームを成立させ、コントロールできる」と噂される100年に一人の逸材である。これに「鎌嶋満」は自身のマネージャーである「Mori Cena」」を招集。「Mori」のタッグパートナーの「笹本和弥」もセコンドにつき、体勢は盤石である。一方の「奈々子&TSUKUMI&AOI」組は、「AOI」の謎の奇行が見え始め、仲間の絆が危うくなっているという報告もある。

  • 第五試合

SOUMAvs河井晃一(時間無制限一本勝負):スペシャルレフェリー 端野未咲妃
 説明不要の抗争である。昨年秋から繰り返されていた、この「SOUMA河井抗争」であるが、その終止符がついに打たれようとしている。そもそもは「SOUMA」による一方的なつっかかりに対して「河井」があしらう形で始まった抗争だが、次第に力を付け想いを強くする「SOUMA」に対し、「河井」は最近になって姿勢を正したようだ。今回の興行ではっきりと「未咲妃」の相手として相応しい者は誰かを判断するとして、直近の興行に置いて「SOUMA」、「河井」を含む10人バトルロイヤルに優勝した「河井」は、スペシャルレフェリーに「端野未咲妃」本人を指名。この抗争は次回興行まで一気に加速していくものとみられる。

  • 第六試合

 ロイヤルランブルマッチ(30人参加バトルロワイヤル)
 ロイヤルランブルマッチとは、最初に2人の選手がリングに上がり闘い始め、その後90秒毎に一人ずつ選手が追加されていき、最終的に計30名の選手が戦いに参加する、という形式の試合である。今回はEBRAに所属、及び参戦している選手から30人が抜擢され、それぞれが「完全ランダム」のくじ引きの下、運命に翻弄された入場順で闘っていく。「Night Parade」の興行の最大の目玉といえるだろう。優勝者には、「第13回文学フリマ併設EBRA興行」において、団体における最高王座である、現在は「加納」が所持している「EBRA無差別級王座」に挑戦することが出来る。





大 会 名
     『EBRA旗揚げ記念興行 〜"Night Parade of One Hundred Dreamrs"〜』
開催日時
     2011年 6月12日(日)開場10:00 試合開始11:00
会  場
     大田区産業プラザPiO 小展示ホール
主  催
     EBRA
     aBre
入場料金
      最前列       15,000円
      特別リングサイド  10,000円
      リングサイド    7,000円
      指定席A       5,000円
      指定席B        4,000円
      立ち見席      3,000円
      U-18席       1,500円(要・身分証明書)